トップページ >    2019.4.14 ナーラーヤン内垣先生7回忌での「光司先生からのメッセージ」を追加しました。

アメリカ・レディングアシュラムの百日草畑にて 東京での講和

ナーラーヤン内垣(内垣日親)。神話学・宗教・哲学研究者であり詩人。 日本、インド、アメリカ等で文化交流・布教活動を行い、宗教に頼ることなく 宇宙的、科学的、芸術的、民主主義的な新しい人類救済の道を示した。



  ナーラーヤン内垣先生7回忌「光司先生からのメッセージ」

前回(ソサイティ60周年)の折り私は幾何学及び
幾何学と我々とのつながりについて簡単に述べました。

渦巻き状の銀河 渦巻き状の太陽系 渦巻き状の竜巻 ハリケーン
巻貝 ひまわり 松かさ DNA指紋 赤ちゃんの頭のつむじ
などははっきり目に見える幾何学の具体例ですが
それらが 宇宙と深く関連している事はインドの古典ブリハヤカ・ウパニシャッ
ドの次の言葉をみればよりはっきり示されているのではないか

つまり 我こそ宇宙の創造物である そのわけは
私自身の中からこれを注ぎ出したからだ
そのようにして彼が創造物となった
そして確かにこれを知っている彼こそ この創造物の 創造者である

世界は芸術 建築 宗教 音楽 数学を通して
幾何学を認識していたが 幾何学に動きを与える
透明な角度を除々に忘れていったようだ

ナーラーヤン内垣先生は白と黒の紙を一枚ずつ
並べかかげて次のようにいつもおっしゃった

二枚の紙の間のスペースこそがゼロ次元だ
つまり白い紙と黒い紙を分ける数学的一次元の線
(直角をなす二次元)だけでなく全次元だと言っておられた

現実の三次元世界をつくり上げるために
使われる数学的概念だといわれるものは
そういうものは実際 一切唯一のものであった
つまり創造物の中の創造主になる力
無限の力 透明なる角度の力をもつ唯一のものであった

しかし白と黒 ポジティブとネガティブ 明るさと暗さ
寒さと暑さ あなたと私 善と悪 苦しみと楽しみ ヒーローと悪者
のように 人が創った名称みたいなものを
我々はせっせと研究し続けて来た

時にはこうした相反するものは共に織りなして
ワニの眼 オチャメ 詩情のような要素を
もつ神話的な話を生み出したこともあったが
主として 善と悪 ヒーローと悪者のように正反対の概念に
収約されたのだ
(今でも ハリウッドでさえストーリーの内容に悪人とその反対のヒーロー
を含むものでなければ 映画が売れないそうだ)

しかしながら ナーランヤン内垣が語った神話は
ストーリーの背後にある形であり 正反対のものの間にあるゼロ次元であり
白と黒の紙の間にある無限であり 霊感とおどろきの背後にある形であり
我々や宇宙の中のすべての中に内在する幾何学であり
彼が悟った神話は人間の創ったカレンダーが歳月をかけて
我々に伝えてきたものより ずっと古くからのものだ
しかもそのカレンダーたるや 太陽という星の周りを
動く400億個もの惑星の中のたった一個の
岩石の惑星がベースになっているのだ

時にはそれらの物語は共に編み合わされて
神秘主義 宗教 科学を生み出しはげしく 道徳的に 論理的に
時には既知のものと未知のものの間にあるへだたりを
力強く示してくれた
しかし既知のものと 未知のもののへだたりに橋を架け
納得させるには 人工的な名称を持つ 例えばシャーマンや僧侶 予言者
科学者 教授や博士 その他高名な卓越した 熟達した
また認定された有資格者などの人々が出て来る必要があった

人工的な名称を持つ人々を生み出した事は
人間の信念を強めたようだったが 他方 我々が真の宇宙存在として
互いが結びつき コミュニケーションをとる能力を大いに減少させてしまった
いわゆる名称を持つ人と 有資格者が互いに言葉をかけ合う時がそうだ

たとえば高名なスワミが 自分の弟子に話しかけるとか
卓越した教授が 自分の学生に言葉をかけるとか
熟達した科学者が 認定された医者に話しかける時がそうであった

ナーラーヤン先生は 宇宙的存在物と 時間を超越したものとの
本当の結びつきは 互いに語りかけ続ける事で生まれる事を
教えて下さっている
それはいわゆる普通の人と 有資格者が言葉をかけ合わないなら
不可能になってしまうものです

コンピューターに前もって組み入れられたもの
例えば論理的思考の背後にある人為的な形
何世代も受け継いできた積もり積もった誤りなどを
元に戻さねばならないとナーラーヤン先生は人類に
気づかせてくださっているのです

無限の力 ゼロ次元の力を考える時 その正反対のものは
意味と実質をもつだけの同じコインの二つの側面に過ぎません

それはゼロ次元 また透明な角度ゆえであります
明るさと暗さ ネガティブとポジティブ 生と死も本質でなく
本質のもっている特性 性質であると先生は教えて下さっています

幽霊のアイデアは 大抵の人は不安な落ち着かない気持ちになる
なぜなら幽霊は「死」を擬人化しているからだ
しかし大抵の人が信じているものとは ひどく食い違っているが
幽霊は「生」を擬人化している

生と死は本質ではなくて 本質のもつ特性に過ぎないと理解できさえすれば
死の恐怖心の源は 生と死という人間のつくった名称の間にある人工的な
へだたりに過ぎないと分るでしょう

有名で熟達した実業家が 貧富が本質ではなく
本質のもつ特性であると理解し 無限の力 ゼロ次元を
理解しさえすれば 貧しくなる恐怖心の源は
貧富と呼ばれる人間のつくった名称の間にある人為的なへだたりに
過ぎないと理解できるであろう

ナーラーヤン内垣は 人類がプログラムに組み込まれてしまったものを
いかに元に戻すか 青写真を示して下さった

我々は肉体という殻をまとっているが
渦巻状の殻は最も深い宇宙的幾何学の影響下にあり
真の宇宙的形態へと我々を引き戻してくれる

ここにおいて真の創造者となれる


  2019年4月 今月の講話 

「人間の間違い1」(4月4日更新)


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