トップページ > 寄稿文一覧へ > 前へ >

60周年祭に寄せる光司先生のメッセージ 2017年10月29日

時間と空間 時間と空間が存在するので
私たちは皆何とか調整をして 今日ここに集まれたのです。
ご想像下さい。 高槻の場所(住所)を知っているだけで
いつ会うべきかを知らないとしたら 集まれません。
その逆に 場所が分らず日時だけ分っていても 集まれません。
時間 日 週 年がある約2000年のカレンダー体系に
私たちの体内時計を 何とか一致させてきましたから
集まれたのです。
空間 私たちの銀河系内の一つの星を 周回させている500億個の
岩石の惑星の中の たった一つの惑星 つまり地球に対して
通りの名前 番地 町 地区 州を適応させているから
集まれたのです。

しかしながら 私たちが今日ここに参集したのには
もっと深い理由があるのです。
それは 時間と空間という単に人為的な簡便なものを
凌駕したものです。
私たちは時空に とらわれているからここに集まれたのですが
今日ここで私たちが讃える方は いつも時空から
解き放たれてこられた方でした。

幾何学 幾何学の宇宙的形体がある故に
私たちは存在しているのです。
もし自分が 形や誰であるかを示す呼称をもっていないとすれば
時と場所を どうして伝え出せるでしょうか。
渦巻き形状の銀河 渦巻き形状の太陽系 渦巻き形状の竜巻やハリケーン
渦巻き形状のオーム貝 ひまわりや 松笠の種の渦巻き状の配列
赤子の頭髪の渦を巻いたような様 渦を巻いたような形状のDNAに至るまで
それらがある故に 我々は存在するのです。

今日ここに集まったのは 私たちが幾何学を忘れてしまい
人工的なレッテルや他者と区別できるもの――アイディンティティなるもの
で宇宙空間をうめてしまったからです。
自分の名前 社会保障番号 その他政府指定の一連の番号のようなものです。
人が科学者 僧侶 教師 学生 母親 妻 夫 兄弟 息子 娘であれ
今日ここに私たちが讃える方は こうした人為的な社会的
アイデンティティなるものや レッテルからいつも解き放たれた
方でした。

私たちが今日ここに集まっているのは
時間や空間や人為的な形やアイディンティティなるものに支配され
しばられ 追い立てられているものの真理や 存在の真理を
求める旅を私たちは あきらめていないからです。
又私たちは いまだ先生が亡くなられたことを
いたく実感しているからです。
過去は私たちには 近づけませんし 未来も近づけないですが
未来を引き寄せる現在だけが 時空の大きさよりは むしろ私たちの
存在意義を満たしてくれているようだからです。

私たちが尊敬する方は 時空を時計廻りにしか動かない時計の
カチカチと時を刻む音よりは むしろ地図上の場所のように
時空をとらえることがお出来になった。
過去も 現在も 未来も容易に楽々とアクセスできたのでした。
生身のものが夜空を見る時 光速瞑想をすることで まるで
ハッブル望遠鏡のように遠い過去からの光を
宇宙創造期の137億年前の光を 観察できると教えて下さった
同様に 未来はユリウス暦(シーザーが定めた旧太陽暦)や
原子時計の時刻の単位といった 人工的なものレッテルには
支配されないということをご教示くださった。

未来は 銀河系の500億個の岩石惑星の中の
たった一つの惑星の太陽系中心の任意のきまぐれな位置関係にも
支配されないということも。
真空と移動する光の単位(長さを測る今日の標準的なものさし)にも
支配されないことも。
その方が誰であるか。 何者になるか。
(僧侶 哲学者 芸術家 歴史家 科学者)といった人為的なレッテルに
支配されないと。
その人の形体は 宇宙のまさに幾何学によって決定されることを
教えて下さった。

今日私たちが尊敬する方は 悟りの道を求めるように
又 時空のない世界 人工的な構造物やアイディンティティや
レッテルみたいなものの無い世界で その方のように私たちも
生きるよう鼓舞してくださった。
過去が失われもしないし 忘れ去られもしない 陳腐でもないし
古びてもいない世界。
未来が新しくもないし 斬新でもなく 不確実でもなく
陰気なものでもない世界。
まるで地図の上の都市のように 過去未来がいつでもアクセスできるし
現在同様に いつも我々とともにあると教えて下さった。

私たちの肉体でさえ 最も深い宇宙的幾何学や らせん状のような
透明の角度に支配されており  深い真理や 存在の真理に支配され
オチャメや 神話 詩 ワニの眼の支配をうけていることを
忘れないようにと先生はおっしゃいました。

私たちが人工的なアイディンティティや レッテルに
しがみついている限り 有意義な会話は決して出来ないとも
おっしゃった。
言葉を交わしているのは 本当の宇宙的な存在達でなく
人工的なレッテルを 貼り付けたものたちだから。