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透明なる露


透明な露がひとしずく おちた
光がそこにあたって 角度をつくった
見えていなかった幾何学が そこに見えてきた
透明は 透明自体をつくった

それが花であり それが太陽であり
それが時間と空間であった
重なりは 音と重力と 色彩を生んだ
生命も その幾何学の 重なりの中から生まれた
時空のない所をとぶ 「今」なる幾何学の中から
すべてが生まれ 育まれた
宇宙は一つの大きい ひとしずくである